四十肩・五十肩になったら・肩の痛みを感じ始めたら
なんとなく肩が痛いなと感じて、いつか治ると思っていたら全然改善しない。放置していたらどんどん肩が上がらなくなってしまい、1ヶ月も経ってしまっていた。。。
それから、整形外科や整骨院、マッサージや整体など、それぞれ思い付いたところ、ご縁のあったところで施術を受け始める方が多いのですが、痛みが出たら早めの対処が重要となります。
過去に激しい肩の痛みで反対側の肩でサポートしないと腕を上げることができないという肩を5名ほどみたことがあります。おそらくは、四十肩・五十肩の始まりだったかと思います。あの状態を2週間以上放置したら腕を上げることができず、肩周囲の筋力は低下していき、拘縮といって、関節周囲の軟部組織が固まっていき、いわゆる四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の状態へと移行していってしまうのだろうと思われます。
幸い、痛いながらも関節の調整をしていき、激しい肩の痛みで来院された方も改善していきました。
なので、個人的な意見ではありますが、肩の痛みを感じたら早めに対処するということが重要となります。来院されている肩には、特に、肩を痛めたらすぐ来てくださいと伝えています。
目次
肩の痛みを感じたら
まずは、信頼できる整形外科、あるいは治療院を探して、早めの対処をしていくことが重要となります。時間が経過すればするほど、関節を動かすことが難しくなり、関節を動かすことができないために、筋肉も運動できなくなり、筋肉の運動制限や筋緊張により、肩関節周囲の血液やリンパの流れが悪くなり、栄養素や老廃物の交換効率が悪くなり、関節は拘縮していってしまうのです。
そのため、早めに専門家に診てもらうことが重要となります。
肩の痛みの原因
肩の痛みの原因にもさまざまな原因があるため、まずは、整形外科でレントゲンをとってもらったり、疼痛緩和のために薬を処方してもらうことも大切な対処と言えます。
発症の原因の多くは、肩関節がずれてしまうことで、複雑に走行している筋肉をうまく動かすことができなくなってしまったり、筋肉の微細損傷を起こし、筋肉を動かすたびに、痛みを引き起こしてしまうということが考えられます。
五十肩・四十肩の発症の要因:肩がずれてしまう原因とは
- 寝方が悪かった。特に、横向き寝で下になっている肩は上半身の圧迫を受けているため、ずれて固まってしまうことがあり、寝起きに肩に寝違えのような痛みが生じることがある。
- 前日あるいは近日中に肩に負担がかかる作業、重い荷物を運んだなどで肩がずれてしまう。
- 慢性的に肩に負担がかかる姿勢で作業をしていたことで、筋疲労から肩がずれてしまった。
- 外傷:転んでしまって肩がずれてしまった。
- スポーツ外傷:テニスや野球、ゴルフ、バトミントン、バレーボールなど肩に負担がかかるスポーツで痛めて肩がずれてしまった。
肩の痛みが起こる際には上記のような出来事があることが多いです。
注意が必要な肩の痛み
肩の痛みでまず、整形外科へ行かないという方も多くいらっしゃるかと思います。
どうせレントゲン撮って痛み止め、鎮痛剤もらって様子見でしょう。
というのが、一般的な見解になっているかもしれません。
ただ、肩の痛みと言っても注意が必要な疾患があるので、整骨院や鍼灸院、カイロプラクティックや整体、マッサージなどを受けてもなかなか改善しないという場合は、整形外科で精密検査をしてもらうことを強くお勧めします。
特に、下記に挙げる疾患が隠れていると、症状が改善しにくい、あるいは手術が必要となる場合もあります。
- 腱板断裂
- 上腕二頭筋腱炎
- 棘上筋の石灰化
- 頚椎ヘルニア
- 変形性頚椎症
- 胸郭出口症候群
肩の痛みとはいえ、いろいろな原因があります。
肩の痛みは、何かものを取ろうとしたときに痛みを感じたり、後ろに腕を回そうとしたときに痛みを感じたり、腕を上げようとしたら痛くなるなど、明らかに肩こりとは違い、肩に痛みを感じるものです。
この肩の痛みにも多くの原因があるため、単純に肩の筋肉が固まって痛くなっているというだけではありません。
中には、筋肉の断裂などが関係している場合もあります。特に、高齢の方はいつの間にか筋肉が切れてしまっているということも考えられます。
また、肩の問題ではなく、首から出てくる神経の問題で肩を動かすことができなくなっているということもあります。なかなか改善しないという場合は、肩の痛みの原因がなんなのかということを見極めていく必要があるので、参考にしていただけたらと思います。
当院での施術について
リガーレ・カイロプラクティックでは、四十肩・五十肩による痛みを起こしていると考えられた場合、まずは、骨盤矯正や背骨の矯正など、姿勢矯正を行い、肩関節を動かしやすい背骨の状態を作っていきます。
その後、肩甲骨や肩関節のモビリゼーションや肩関節周囲の筋肉や筋膜リリースを行い、関節運動の最適化を図っていきます。
こちらは施術前後の動画になります。
まとめ
今回の記事では、肩に痛みを感じたときにどうすれば良いかということについて、書かせていただきました。肩の症状でお悩みの方の参考になりましたら幸いです。