産後育児による腱鞘炎 (29歳 /主婦 /横浜市在住)

初回の状態

第一子を4か月前に出産してから発症した。はじめは右手首の違和感が徐々に痛みになり、今では日常生活に大きな支障が出ている。

ここ数日、右手をかばって使いすぎたためか左の手首も同様に痛くなり始めた。整形外科を受診すると腱鞘炎と言われ、あまり使いすぎないようにと言われ湿布をもらった。しかし使いすぎるなと言っても現実には難しく、湿布も気休め程度の効果しかない状態が続く。外傷歴はなく、しびれや麻痺などの神経症状もない。

毎日がつらくとても落ち込んでいたところ、ママ友がカイロプラクティックを受けて産後の腰痛がなくなったと聞き、自分も受けてみようと思った。近くで調べたら、横浜駅近くにあるリガーレ・カイロプラクティック横浜を見つけた。

検査結果

  • フィンケルシュタインテストにて症状を誘発
  • 長母指屈筋腱に圧痛、筋腹にトリガーポイント
  • 手根骨の可動制限

施術後の変化

3週間で5回の施術を行い、症状は80%以上改善した。使いすぎた時やふいに痛むこともあるが、気をつけて対処すれば生活に支障はない。
 

コメント

産後は腱鞘炎になりやすい時期ですが、その理由として女性ホルモンであるプロゲステロンの作用が言われています。これは産後に、支給や骨盤の位置を戻すために靭帯・腱鞘などの組織を収縮させ、それにより摩擦が起きて炎症が起こる、というものです。

しかし、産後で腱鞘炎のない方はたくさんいます。この方の場合、腱鞘にストレスをかけていた原因が親指を動かす筋肉のトリガーポイントと手首の関節の問題にあると考えました。この2つに適切なアプローチをすることで、初回で大きな改善が見られました。

さらにこの方は、育児だけでなくスマホ操作をたくさんしていたことも筋肉に負担をかけていた原因だということが分かりました。自宅でのアドバイスとして、スマホ操作など親指に負担がかかることをできるだけ避けることと筋肉のストレッチをしていただきました。

この方は、待ちわびたお子様のケアが満足にできないことでとても落ち込まれていました。今は不自由なく家事・育児ができ、充実した毎日を過ごされています。お子様の体重も増えてきていますが、それに合わせて体力もついてきている実感があると、先日の来院時に笑顔で教えてくださいました。

産後の腱鞘炎でカイロプラクティックや整体をお探しの方は、横浜駅近くにあるリガーレ・カイロプラクティック横浜へお気軽にお問い合わせください。