なかなか改善しない首の痛みと腕のしびれに悩む42歳男性 (会社員/ 横浜市在住)
初回の状態
6年前に交通事故でむち打ちになり、それ以降首に重だるさが常にある。数か月に一度、寝違えたように首が動かなくなるが、その度に近所の整体に駆け込んでほぐしてもらい対処していた。
2か月前から、いつもは整体を受けると楽になっていた症状があまり改善されず腕のしびれも出てきたために整形外科の診察を受けた。
年齢的には稀だが、レントゲン検査(斜位像)により頚椎椎間板ヘルニアによる神経根圧迫が原因と診断された。
薬・牽引・物理療法を受けると直後に3割くらい改善したが、1か月経ってもそれ以上は改善しなかった。
会社の同僚が以前、ぎっくり腰が良くなったことを思い出し、リガーレ・カイロプラクティック横浜を紹介してもらい予約した。
検査結果
- 頚椎の右側屈が自動・他動ともに痛みのため制限
- サービカルコンプレッションで症状誘発、サービカルディストラクションで症状緩和
- 神経学検査では第5頚髄の知覚、痛覚、深部腱反射、筋力にて異常発見
- 上部頚椎と頚胸移行部の可動制限
施術後の変化
初回の施術で5割の軽減、2週間で6回のカイロプラクティックケアにより8割以上改善し、腕のしびれはなくなった。
現在は週に1度の定期的なケアと日常生活の見直し、ヨガを通してリハビリを行っている。
コメント
この方は頸椎ヘルニアという診断のもと治療を受けたものの、一定以上の改善がなかなか見られずに来院されたケースでした。
椎間板内の髄核が飛び出ることを椎間板ヘルニアと言いますが、一般的には髄核がほぼなくなる40歳以上はなりにくい問題です。
医師の説明にあるように、この方の場合は少し残った髄核が飛び出し神経に触れてしまったようです。頸椎ヘルニアへのアプローチは大きく2つあります。
まず神経に触れている部分に対するアプローチですが、頸椎の牽引と物理療法が選択肢としてありますが、この方の場合は3割以上の効果は得られませんでした。
その3割の効果を維持するために、自宅で15分の牽引を悪化しない範囲で毎日2度行っていただきました。
障害部位への軽度の施術は改善することもあるのですが、この方の場合は悪化兆候が見られたために控えました。
次のアプローチとして、障害部位に隣接した関節の柔軟性を高めるものがあります。その理由は、周りの関節が正常に近づくほど痛めた関節は助けられるからです。
この方の場合、特に上部頚椎と頚胸移行部に強い可動制限があったため、主訴に影響ない範囲で注意しながら動かしました。結果として施術直後に明らかな改善を実感していただけました。
頸椎ヘルニアによる首の痛みや腕のしびれはとても辛く不安があるものですが、注意深いカイロプラクティックケアにより改善する方もいらっしゃいます。
首の痛みや腕のしびれでカイロプラクティックや整体をお探しの方は横浜駅近くにあるリガーレ・カイロプラクティック横浜へお気軽にお問い合わせください。