妊娠9か月の妊婦さん、顎の痛み、口を開けるとズキンと痛む。

10年ほど前から顎を開けるとカクンと音がなるようになってしまった。2年ほど前から歯列矯正を始め、2か月前に矯正器具を外して、それから顎を開けた時の痛みとともにズキンと痛みが生じるようになってしまった。
妊娠9ヶ月で仕事も産休に入ったため、出産前になんとかしたいと思ってリガーレ・・カイロプラクティックへ来院。
<初回の状態>
姿勢が左に傾くような姿勢。
体の動きに大きな問題はない。
開口時:左顎関節のクリック音、右顎関節の運動制限が確認できた。
肩は左のほうがこりやすいとのこと。
妊娠後期で骨盤が開き気味。
<経過>
腰椎・骨盤の矯正、頚椎の矯正、肩甲骨の調整。
顎関節の矯正と咬筋の再教育を行った。
1回目の施術後、開口時のクリック音が消失し、痛みもなくなった。
2回目の来院:1週間後
口を開けた時のクリック音が2,3日なかったことに驚いた。2,3日すると再び口を開けるとクリック音が生じるようになってきてしまったが、痛みは施術後一度も出なかった。
セルフケアを教えてもう1週間後に来てもらい、症状を安定させた。
担当 日野 コメント
顎関節はとてもデリケートな部位で、もともとクリック音が出やすい方は顎まわりの状態がちょっと変化してしまうと、痛みが伴うようになってしまうことがあります。
科治療の後は、そういったことが起こりやすいようです。
・矯正器具を入れたことによる変化。
・親知らずの抜歯。
・歯科治療中に顎を開き続ける。
こういったことが顎関節のずれを引き起こす原因になることもあるようです。
顎関節へのアプローチでマウスピースも有効な場合もありますが、
顎を動かす筋肉の調整がとても有効なので、マウスピースや歯列矯正をしても顎関節の状態が良くならないという方は、カイロプラクティックの施術を受けられることをお勧めします。
特に、妊婦さんは痛み止めも飲めないので、カイロプラクティックのような痛み止めなどの薬に頼らない施術が必要ですね。
妊娠後期には骨盤が大きく緩み、全身のバランスにも影響を与えるため、顎関節への負担も増すことがあります。そういった時期こそ、全身のバランスを整えるカイロプラクティックが役立ちます。