産後の腰痛で寝返りを打つとお尻に痛みが走る(20代後半女性)

2週間ほど前から夕方ころになると腰やお尻周りに張りを感じ始めた。朝の寝起きはそれほど痛みを感じることはないのだが、仕事が終わる夕方ころになると、椅子から立ち上がるのが辛くなったり、右足を地面につくたびに腰や骨盤付近にズキっと痛みが走るようになった。来院前日より朝から辛い状態になり、どこかで治療を受けなければと思い、妊娠中も対応してくれる整体・カイロプラクティックを探し、骨盤矯正にも力を入れているリガーレ・カイロプラクティックへ来院。
<初診時の状態>
・歩行時、右足を床についたときに、骨盤に痛みが生じる。
・右片足立ちで、同様の痛みが生じ、片足で立っていられない。
・前屈時に腰に違和感を感じる。後屈では痛みは生じない。
・咳・くしゃみで響く痛みはない。
<経過>
・1回目の施術後、痛みのレベルは10→2~3くらいに。
・歩行時の痛みも激減。片足立ちでも痛みはない状態に。
・ストレッチを教え、4日後に来院してもらうことに。
・家事など、中腰でいるとしんどくなるが、歩いての痛みがとても楽になったとのこと。
・痛みのレベルも2/10。
・前屈での違和感が残り、片足立ちで少しバランスを崩しやすい状態。
・妊娠による骨盤の開きで、痛みが生じていると考え、骨盤矯正の一環として骨盤ベルトをしてもらったところ、片足立ちでのバランスも安定し、前屈時の違和感も消失した。
・2回目の調整を行い、骨盤ベルトを購入してもらい、骨盤矯正を継続しながら様子をみてもらうことに。
<担当コメント 日野>
典型的な中殿筋の障害による症状でした。おそらくは胎児の成長から骨盤が広がり、それを支えるために殿筋群の緊張が高まり、疲労の蓄積から痛みに変わっていった症状と考えられます。骨盤矯正を取り入れながら中殿筋の緊張を取り、股関節の状態を改善させたところ、痛みは軽減して行きました。
仕事しながら妊娠生活を送るのはたいへんですよね。骨盤矯正の重要性を感じるケースでした。
早期回復してまた仕事に復帰できるようで、良かったです。